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彰義隊士から、長唄家元 岡安喜平次へと転進した関弥太郎を濃ゆ~く調査しています
by akatsuki52gou
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詩人 秋谷豊から鴻巣の歴史を感じる

詩人 秋谷豊から鴻巣の歴史を感じる_d0163991_13202711.jpg

埼玉の著名な詩人、秋谷豊さんの特別展「秋谷豊~地球の詩人~企画展」が桶川駅西口のさいたま文学館で行われています。珍しく月曜以外の平日休みを頂いたので、さっそく訪ねてみました。
地下の展示室奥が企画展の場所となっていて、彼の生い立ちから、日本で初めて「世界詩人大会」を主催した事など偉業の数々、登山家としても活躍した思い出の品々。そこここに彼の直筆も飾られています。

彼は、鴻神社の近く、鴻巣市雷電町で生まれ、笠原小学校に通っていたとか。
説明書きをひと通り読んで、彼の息遣いまでは残念ながら感じられないかなぁと、ちょっとガッカリしながら館を出ようとすると、ギャラリーでも、何やら催しが行われている様子です。向かってみると、ここにも、「秋谷豊」の文字が。関連するイベントかな?

そこには、いくつもの彼の写真が飾られており、
「宜しかったら署名をどうぞ」
と勧めるおじさまがおられました。
その名簿に『詩鴗館』と書かれていたので、
「あっ!」
と思いました。
秋谷豊さんの晩年の住まい兼仕事場だった場所は、北浦和駅から歩いて5分ほどの所にあり、詩鴗館という名で公開をされているのです。
「もしかして、詩鴗館から来られている方ですか?」 (TAMA)
「そうです。詩鴗館をご存知でしたか?」 (おじさま)
「一度伺って、営業時間外でして、帰ってきた事がありました」 (TAMA)
「それはそれは。。。」 (おじさま)
そんな会話から、話が弾み、そしてその方が、息子さんの千春さんだと分かりました。

写真を読み進めるに、今は無き鴻巣の地酒『金紋朝日』を造っていた秋笹酒造のご主人と若い頃から仲が良かったという事、天井桟敷の寺山修司が川口市に住んでいて、北浦和のご自宅へ遊びに来ていた頃の写真(良いオトコ!)、
そして、1985年に埼玉新聞に載った、当時の埼玉県知事、畑和氏との対談記事。そこには、箕田源氏、渡辺綱、勝願寺に来た徳川家康の事などが説明されていました。秋谷豊さんが歴史にも詳しい事を知り、一気に身近な存在に思えてきました。

息子さんに再びそあたりをお聞きすると、
「地元の歴史には詳しく、いついろいろ調べていました。私たちも連れ出し、この辺に○○の墓があるはずなんだがと、一緒に歴史探索をさせられた事もありました」と。

秋谷豊さんが亡くなったのは2008年11月のこと。その頃、私はすでに鴻巣の歴史を調べ歩いていましたから、もしお会いしていたなら、かなり盛り上がっただろうにと、ただただ残念に思うばかりです。もしかすると、まだ世に出ていない新事実をこっそり抱えていたかもしれないのに。
私がこうして、関弥太郎を元に、鴻巣に残る歴史遺産を掘り下げるたびに、秋谷豊さんの笑顔が見えるような気がしてきました。頑張らなきゃ!

さいたま文学館 埼玉県桶川市若宮1-5-9

詩鴗館 さいたま市浦和区元町3丁目2-10



※ 以前行って入れなかった北浦和の詩鴗館。月曜火曜の午後から開いているようです(一部不定期)。
by akatsuki52gou | 2011-05-13 01:19 | 鴻巣
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